Coaching / Workshops

2018年からマイズナーテクニックを中心としたワークショップを定期的に開催。
2020年よりエイベックス・アーティストアカデミー東京校講師。

マイズナーテクニックは新国立劇場演劇研修所にて柚木佑美氏から手ほどきを受け訓練を続ける。その後、文化庁の新進芸術家海外研修制度にてロンドンの代表的なマイズナーテクニック教師であるスコット・ウィリアムズ氏に師事。現在はその教え方とやり方をベースにしている。

その他に、RADAで20年以上教えるジェレミー・ストックウェル氏のインプロやデバイジング、新国立劇場演劇研修所の元ヘッドコーチ池内美奈子氏や、同研修所講師の木村早智氏の教えに強い影響を受けている。
マイズナーテクニックのワークショップでも、ムーヴメントやコンタクトインプロなど身体を使ったワークを多く取り入れ、俳優に頭ではなく身体に意識を向けさせ、
よりオープンで、本能的、直感的、衝動的になれるよう働きかける。

メッセージ

もともと、自分が「これは役に立つやり方だ」「この考え方はいい」と思ったものを、他の俳優たちにシェアしたくてワークショップを始めました。

マイズナーテクニックのやり方も様々あるのですが、私はロンドンのスコット・ウィリアムズ氏の方法論を学び、より純粋に相手を受けた演技でスリリングな作品が作れると感じました。
その基となる考えを一言で表すとこうです。

「演技は自分のことではなく、相手がすることで決まる」

演技は「私のこと」ではなく「相手のこと」であって、その「相手のこと」を通して結果的に「私のこと」が見えてくるのです。

人前で演技をするときに、見られるプレッシャーを人は感じます。
そこから生じる自意識 =「内なる批評家」から離れ、心と身体と声が繋がった「真実のある演技」を手に入れることができれば、俳優が本来持っている力が発揮されます。

マイズナーテクニックでは、自分の感情ではなく相手に注意を向けるところから始めます。相手を観察し、その瞬間に生まれた衝動に従って反応をします。
ステップを踏み、繰り返すことで、筋トレをして筋肉が付いていくのと同じように、相手と関わる力や与えられた状況設定のなかで生きる力が身に付きます。
また、ワークショップではマイズナーテクニックと相性の良い身体的なワークを交えて、俳優がより直感と本能を信じられるように、心と身体が繋がった力強い演技ができるようにしていきます。

技術と同時に、「自分たちが俳優としてより力を発揮するためには」ということにも目を向けていきます。
俳優は仕事の特性上、演出家や監督のオーダーに応えることが多いため、従順な受け身の存在になってしまうことがあり、上下関係がハッキリしている日本ではその傾向が強いのが現状です。

また、その力関係の不均衡と間違った価値観がもととなった、
演出家・監督、プロデューサー、コーチ、先輩俳優によるパワハラやセクハラも大きな問題です。
私が教えたりファシリテートする場では、参加者がお互いに敬意をもって安全に、やるべきことに集中して取り組めるよう、環境を整えることをまず第一に考えます。
俳優として、自分の限界を広げるのは楽しく、時としてチャレンジングなことだからこそ、健全に続けられるのが一番です。


俳優が自立した存在であるために、
自身の、あるいは全体としてチームの創造性をより発揮するために、
自分たちに何が出来るのか。

ひとつひとつ向き合っていくことで、俳優としての輪郭が濃くなっていくはずです。



【ワークショップ・個人レッスンのご依頼承ります】
「劇団でマイズナーテクニックを教えてほしい」
「グループでワークショップをやってほしい」
「戯曲読解ってどうすればいい?」
「稽古・撮影に向けて役作りをしたい」
「役同士の関係性を築きたい」
「モノローグが上手くなりたい」
「オーディションの準備を手伝ってほしい」
などのリクエストに合わせてプログラムを作成します。
お気軽にご相談ください!

その他にもスピーチのトレーニング、コミュニケーションン力や想像力を養うための学校向けワークショップなど、都内近郊に限らず日本全国どこでもお伺いいたします。

「Contact」からご連絡ください。





【ハラスメント防止対策】
西村壮悟はあらゆるハラスメント、特定の属性持つ個人や集団を対象にしたヘイトクライムに反対します。

「共に創作をする、あるいは共に演技トレーニングをする仲間の存在価値を認め、敬意を払う」という価値観を最重要視します。
また、演技トレーニングは健全で持続可能なものであるべきだと考えます。

まず、私が講師として行うマイズナーテクニックは主となるリピテションエクサイズが「そのとき相手から受けた刺激によって生じた衝動のままに反応する」エクサイズである特性上、
身体接触を禁止とすることは、俳優のトレーニングとしての効果を著しく損なうため、しません。

健全なトレーニングを逸脱することを起こさないために、まず上記の価値観を参加者の方にも周知するとともに、危険な行為やハラスメント行為が起こらないようにルールを設定します。
また、リピテションエクサイズにおいても、その他の身体的エクサイズにおいても、身体接触がある場合は事前に説明をします。

【ワークショップやレッスンが安全で健全に進行されるよう以下の対策をとります】
・まず、全ての参加者が心理的に安全と感じられるような環境を作るようにします。
・講師は参加者に対して暴言や暴力、無視、威圧的な態度、等の行為をとりません。身体的な接触は指導のために必要な場合だけ、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・参加者の方に不必要な身体接触や性的な表現を要求することや、プライベートな事柄を開示するよう要求することはしません。
・また、エクササイズに対してのフィードバックや感想など意見交換をうながし、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・ただし、参加者の方にヘイトスピーチや暴力等の不適切な言動があった場合には、ワークショップを健全に進行する講師として断固とした対応をとります。
・集中コースで行うシーンスタディでは扱う台本について参加者に事前アンケートをとります。キスなどの性的表現や身体的接触、あるいは暴力がト書きに書かれているような場合、それを実行するよう求めることは絶対にありません。(台本に書かれていることを成立させることを主眼としません)
・単日あるいは2日間などのワークショップで台本を扱う際も、台本に性的表現や身体的接触、あるいは暴力がト書きに書かれているような場合、それを実行するよう求めることは絶対にありません。
・参加者の方からいただいた連絡先へ、ワークショップの告知以外で連絡を取ることはしません。
・参加者の方から進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。

ワークショップ参加者の声

僕が何よりも収穫に感じたことは、リピテーションのワークの延長線上としてテキストに取り組むことができ、そしてその効果を強く感じることが出来たことでした。
相手役から入ってくる情報量が格段に上がり、そこから生まれる衝動にちゃんと気付く、そしてそれに従うことを自分に許す、
そうしても大丈夫なんだと知ることが出来ました。

ホリユウキ

稽古場に、利害関係がなく、萎縮したり威圧されたりが皆無で、もうどれくらい久しぶりにこんなに自分のためだけのレッスンを受けられてるか、、、思い出せないくらいです。うまくいかないことも恐れず、試す場所がもてて、ほんとにラッキーでした。

間瀬英正

『僕は、素直で良いのだ』
一番の収穫だと思います
人間の動物性(野生)を自身で認識し許せたとき、初めてコミュニケーションの根源、その入り口が開くんじゃないかなと感じました
本能的であればあるほど、行動と目的の核が自ずと拾えてくる
そこから人間性(社会性)をくっ付け始めて、生活の中に居るワタシに成っていくのかなと
時間がかかるけど、一切無駄が無い
技術に昇華されたとき、きっと物凄い速度でその過程をクリアし、戯曲の、生きた人としてアナタと対面できる気がしました

関淳平

自分の中の演劇の仕方みたいなものが、煮詰まったり凝り固まっていたと思うのですが、少しずつほぐれてきて良かったです。頭が強い人にほどおすすめしたくなるWSでした。
だんだんと心も身体も開放的になり、自分に嘘をつかなくなってきて、語彙も増えました。また、シーンをやる上で必要な準備(主に読解)がシンプルになって良かったです。

小川結子

濃密な時間を過ごせてとても楽しかったです。
撮影と被ってしまうこともあり、課題にしっかり取り組めるかどうか不安もあったのですが、逆に集中が増してとても身になる日々を過ごすことができました。
今まで台詞をこんな短期間で身に染み込ませられたのは初めてでした。
それはワークのやっていった順番が効果的だったことや、それを素直に受け止めてやることが出来たからだと思っています。
今まで様々な場所でやった事がやっと実を結んだ感覚を覚えました。自分の芝居の大きな指針にしていきます。

本多晴

シーンワークに関していえば、
結局考えていたことを手放してその場の衝動にかなり流された(そのあとのフィードバックで良いことだと指摘してもらいましたが、自分でもそう感じています。)のが非常に面白かったです。流されたけど、シーン理解を進めていたことと相手に任せていたことで、逆にアンカーが付いていた感覚というか。

三原一太

辿っていったステップが有効だったのか、安心して参加できる環境・関係が育っていってか、いずれにしろ自分にとってフィットする構成、ファシリテーションだったようで、想像以上に自分の内面や体が素直に開いていってくれました。そうごさんが参加者の様子や、状況を丁寧に見ながら、適切なフィードバックや進行(案内人、というイメージなのですが)をじっくりとしてくださったからこそと思います。「頭で考えてしまう傾向がある」という自分自身の認識を超えて、「ちゃんと相手のことを聴き、感じて、自分の体や心が動いている。それによって言葉(セリフ)を発したり、動いたり(動かされる感覚)、しているな」と思える状態を経験できたことが驚きで、また、「決してできないわけではなくて、そのチャンネルをつなげていくことはできるのだな」と思うことができました。

田渕瀬那

僕はどうしても芝居中自分を客観的に見過ぎてしまう癖があり怒りのシーンや悲しみのシーンがしているフリになってしまう傾向にありました。
それが今回、ダイアローグでもモノローグでも素直に心から思ったセリフを言うことが出来ました。
西村さんは教えると言うよりも一緒に考えてくれるタイプの方だったため自分で発見ししっかり噛み締めることが出来ました。

福岡悠莉

                                             

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