去年の10月に2週間のディバイジングのワークショップを開催して
素敵な俳優や演出家、音楽家とともにあれこれ話したり、実験のような遊びを繰り返した。
2月に一ヶ月使って再び創作の時間。
今結果を出すことにこだわるのでなく、先に見据えた公演のための探求、創作。
そこでできたものを発表する時間と場。
ワークインプログレス(WIP)。
前回参加のメンバーのうち
スケジュールが合わなかった人もいたのでメンバーが変わったりもしたけれど
あらたな参加者の窪田壮史さんは
1月のマイズナーワークショップでも特別講師をお願いしたが
引き出しが豊かで、本当にたくさんのものを持ち込んでくれた。
コロナの感染状況が拡がって緊急事態宣言も出ていたので
皆で話し合った結果、オンラインを使った創作に。
「何をするのが面白いか?」
皆で話したり、リサーチしたり、ゲームして実験したりしているうちに
方向がなんとなく見えてきた。
演出が全体的なところを見てリードをするけれど、ディバイジングだから皆でアイデアを出しあうプロセス。
この作品自体も、ウォーミングアップのゲームから芽を出して
「こういうことできるかな?」「こうしてみたら面白い?」と伸びていった。
そして出来たのがこの作品です。
今回はワークインプログレスだから
探求メインで、その結果行きついたところを発表するので
粗削りなものだけれど、
あなたの想像力と好奇心を刺激するものになっているのでは。
『東京街景』
演出:大澤遊
出演:大野香織 窪田壮史 坂本沙季 西村壮悟
奇しくも『東京は隠すのが下手なポーカーフェース』のように
街にまつわる作品になりました。
トップの写真はポーカーフェースのものです。
また全然違う切り口、味わい。