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Punchdrunkのワークショプ

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「大丈夫、頭の良いことしようとしなくても、ただ言葉を喋るだけで。前頭葉がしっかり『明かりに入って』『そのラインを通って』ってしてくれるから」
というようなことを最近読んだ。

それと同じようなことをやったように思う。

冷たい雨が降る朝に、郊外の町のはずれに集まったが、
まずひたすら身体を動かした。
Don’t be intellectual!という言葉を何度も聞いた。
身体が瞬時に反応するための、思考が入ってこないようにするための、ウォームアップ。
空間のなかで、どの位置にいたいか。
どんな身体のテンション、テンポなのか。
相手から受けた刺激でどう動きたいのか。
即反応。
時間をー考えるためのー与えない。

大きなスタジオの(たぶん元倉庫か工場の建物)なかに
小さな村をまるまる再現したPunchdrunkワールドがあって、
その村の広場で徹底的に動いた。
この「村」は学校向けのWSで使われるているらしい。
どっかで見られる動画にあるけど、導入が鳥肌モノだった。

画面のなかに入っていく

そして一人ずつ夜の村の闇のなかに消えていく

みたいなことを作り上げている。

子どもでなくても超興奮する。
それとも子どもになってしまったのか。

そして、セットのなかを探検する。
Sleep No Moreで体験したような世界。
闇の中で狂気があらわになるような世界。
文字通りの探検から、
身体を使った「探検」に移行する。
何もイメージしようとしなくても、やってくる。
クリエイションする人間の狂気が蠢きだす。
たぶん「探検」がキー。
探検しているときは、五感をフル稼働している。
「表現しなければ」もない。
思考が入り込むスキはない。
そのうち他の参加者とも関わり出すという要素が加わえられて
ますますどこへ行くのか分からない。

最後は、グループ/ペア/ソロでシークエンスを作り、
同時多発的に繰り返し演じる。言葉はない。
見る方はマスクをかぶり、あちこち移動もする。
自分たちの作品は長くてルーティンにすることができなかった・・・。
謎の隠し部屋を使わせてもらったら長くなってしまった。
まぁ最後のパフォーマンスはご褒美みたいなもんだ。

全然関係ない写真。
Wilton’s Music hallのバー。
ロンドンのなかでもかなり古い劇場。
入って「おお・・・」となる。
だけど、パイプ椅子かよ。