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舞台出演

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舞台出演のお知らせです。ホスピタルシアタープロジェクト『白い本のなかの舞踏会』に出演いたします。

【公演詳細】
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/htp2018.htm?fbclid=IwAR3LRF4BljM6kVrTk3kjnI_M4ulw1IMGmmh5FXI8ve0xs2xo99zaWU4qbEk

この作品は、いわゆる普通のお芝居とちがって、目立った物語がありません。
言葉も極力使ってません。
「すべての」子どものための、
特に障がいや重い病気を持っているために、劇場に足を運んで静かにじっと座って観ることが難しい子どものための、
そしてその家族のためのパフォーマンスです。

僕はいわゆるドラマ、またはストレートプレイと呼ばれる会話劇が好きで、主にそういう作品をやってきましたが、
それを楽しめない人がいるのも事実。
言葉を理解する、その背景にある世界を理解する、
これは知的な面白さを伴うものですが、
多くの人にとって当たり前にも思えることが、(個人の教養や努力とか関係なしに)難しい人もいます。そして自分がマジョリティにいるとき、少数派の人にどのような困難があるか、想像が及ばないものです。

このカンパニーでは、メンバーがアイデアを出し合って、作品を創造するデバイジングという手法をとっています。
イギリスでも、メインストリームではないけれど、数多くのカンパニーがデバイジングでおもしろい作品を上演していました。
これは想像力と遊びごころを使い、観客とコミュニケートする作品です。

健常者の方にも「見学」というかたちでご覧いただけます(資料付き)。
まだまだ発展途上のカンパニーだし、認知度の低いジャンルですが、
演劇でこういうこともできる、
こういうかたちの演劇もありえる、
観客とこんな関係のとりかたもある、
という可能性を見ることができるはず。
演劇人にもぜひ観ていただきたいです。


写真は東京新聞の記事。