マイズナーワークショップやります。
第３回めのテーマは「全部自分に関わってくる」。

主に「作業」と「準備」を交えたリピテションを集中的にやります。

僕はこの「作業」と「準備」が好きです。
なぜかっていうと、
自分にとってどんな準備をすれば有効なのか、探求できるし、
より積極的に相手と関わることができるから。

そこで、テーマである「全部自分に関わってくる」状態を実感できるんです。
これがシーンをやるときのキーになるし、
大人しくてありきたりな演技から脱却する取っ掛りになる。
リピテション自体も、これをやるとその人の地が出てきて面白くなるし、
関わりも強くなってくるので俄然スリリングになってきます。


ついでに言うと、
今回のWSは、台本読解が苦手な人にもプラスになる点があります。

今回やる「作業」は、よく言う「目的」に通ずるので、
リピテションで相手を受けながら「作業」に取り組むことで、葛藤が生まれ、結果的に感情も生じます。

今回は読解がメインではないので、細かくはやりませんが、
自分がやったのを振り返ったり、人がやるのを見ることで、
「目的」を達成したいけど「障害」があって、それをクリアするためにどう行動したかが、
とても分かりやすい。
役というフィルターがなく自分自身でやるので、よい例になるのです。

さらに言うと、
「目的」の要求度はどうなのか？達成するために何を賭けているのか？どんな作戦を使ってるのか？
というところまでも、考察することができます。
スタニスラフスキーシステムでやることですね。
海外の演劇人に言われるのが、日本の俳優の演技には、意識していなくても人はこの「作戦」をいつも使っているという概念が欠けているので、結果的に相手との関わりが薄くなって面白くないということ。
― では、実際に人はどのように「作戦」を使って、関わるのか？

そんなことについても考えるヒントが得られると思います。

ご参加をお待ちしてます！

マイズナーワークショップ

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