マイズナーワークショップ2日間イントロクラス
このワークショップではリピテションエクササイズを通して、
相手から受けて生まれた衝動のままに反応し、関わる技術を鍛えます。
(リピテションエクササイズ:ペアになりパートナーを観察し、相手の挙動を言葉にし、互いにその言葉を繰り返すことで、思考や自意識から離れ、相手と繋がった真実のある演技を目指すエクササイズ。サンフォード・マイズナーが考案)
「聴くことに重点を置いたエクササイズ」も交えながら、最後には有名戯曲のシーン抜粋を使ってマイズナーテクニックをどのようにシーンで活かせるのかを実感することができます。
コロナウィルス感染防止対策を取りながらの開催です。
- 参加人数上限を通常時より減らします
- 検温を実施し37.5℃以上の方は参加を見合わせていただきます
- 開始前に会場の消毒を実施し、参加者の方にも手指の消毒、手洗いにご協力いただきます
- 不織布マスクを常時着用といたします
- 可能なかぎり常に換気をします(換気扇を回し、窓を開放します)
そのほかにも、主催者が必要と見なした対策を実施する場合があります。
また、今後感染状況に応じて対策を変更する可能性があります。
主催者からのメッセージ
マイズナーテクニックのやり方も様々なのですが、私はロンドンのインパルスカンパニーでスコット・ウィリアムズ氏に学び、より純粋で健全に、相手を受けた演技でスリリングなシーンを作れると実感しました。
帰国後、日本でも同じ演技の言語を共有できる仲間が欲しいと思い、これまでワークショップを継続しています。
また、技術的なことに加えて、稽古場の環境づくりも大事な要素としてファシリテートしています。俳優にとって余計なストレスのないポジティブな環境で、のびのびと演技に取り組んでもらうことを心がけています。
「このセリフでこうしたい」「上手いと思われたい」、あるいは「こんなことをしては、いけないんじゃないか」といった考えを手放し、相手にフォーカスし、生まれた衝動のままに正直に反応することで、関わる力をつけてもらいたいです。
このワークショップで得られること
常に相手に意識を向ける力が鍛えられる。
考えがちなクセから離れられる。
相手から受けて正直に反応する力を鍛えらえる。
動くのではなく動かされる感覚を得られる。
俳優として表現の幅を広げられる。
最終的に台本を使用して、マイズナーテクニックを応用できる。
対象
俳優。
マイズナーの未経験者・初心者向け (経験がある方、ブランクある方も歓迎)
日時
2022年4月
14日㈭ | 13:00~17:00 |
15日㈮ | 13:00~17:00 |
会場
最寄り駅・東高円寺駅のスタジオ
(詳細は参加者にお知らせします)
参加費
8000円
参加
お申し込み方法
件名を「4月WS参加希望」とし、
- お名前(ふりがな)
- 連絡先メールアドレス
- マイズナーの経験の有無(もしあれば、どこで学んだかも)
- ご所属(もしあれば)
- 経歴(ごく簡単なもので結構です)
- このワークショップを何で知ったか?
を明記のうえ、
so5246ra@gmail.com
までお申し込みください。
定員
10名 先着順
(最少催行人数5名に満たなかった場合はキャンセル、あるいは時間を若干短縮させていただく場合があります)
講師プロフィール
西村壮悟
新国立劇場演劇研修所2期生修了。
マイズナーテクニックを柚木佑美氏、スコット・ウィリアムズ氏から学ぶ。
主な出演作品に『アルトナの幽閉者』 『うれしい悲鳴』 『従軍中のウィトゲンシュタインが(略)』 『サロメ』 『雨』 『真田風雲録』など、蜷川幸雄氏、栗山民也氏、宮田慶子氏、宮本亜門氏、上村聡史氏、谷賢一氏、吉田小夏氏、広田淳一氏らの演出作品に出演。
文化庁新進芸術家海外研修制度で2017年から一年間ロンドンに留学し、ジェレミー・ストックウェル氏、スコット・ウィリアムズ氏、木村早智氏に師事。2018年よりホスピタルシアタープロジェクトに参加し、障碍を持つ子どもと家族のための演劇を創作している。2020年よりエイベックス・アーティストアカデミー講師
@sogonishimura
イントロクラス受講者の声
「リピテーションを通しての戯曲の扱い。自分より相手に集中するため受け取るものは多くなる。傷ついたり怒ったりする回数は明らかに増えたと思います。芝居の上でどうしても自分の欲しい情報ばかりピックアップしてみたいようにみてしまったりすることがあり、それを回避できたのはとても良かったです。」
ー豊田可奈子
「実際に参加してみて、まず想像以上にのびのびと楽しめた自分がいたことに安心しました。西村さんが参加者の私たちの言葉によく耳を傾けながら風通し良く進めて下さったことも大きいと思います。どんなやり方や意見でも一度認めた上で次に進めて下さることがありがたかったです。台詞を用いる場面では、短い時間にもかかわらずどの段階も分かりやすく進んで行けたことが驚きでした。台詞との付き合い方が実感を持って理解出来たように感じます。」
ートヨザワトモコ