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Modular Year Long Course 終了しました

The Impulse Compnay名義での初の長期クラス、Modular Year Long Courseが終わった。

最後には学んできたことの発表として、小規模ながらショーケースを観客を招いて開催。

それまでクラスでやってきたことが、どう実際の芝居に活かされるのか。
扱った台本は、映画脚本、近現代戯曲、古典戯曲。今回は和服を着る作品はな買ったが、日本の日常的な作品からシェイクスピアやモリエールまで、13のシーン。

「与えられた状況設定を真実をもって生きる」ということを、たとえば古典の膨大な台詞を扱いながら、できるのか。
また、マイズナーのワークは主に2人で行うが、3人以上になったときはどうなるのか。
そういう課題もあったように思う。

これは発表なので、基本的に僕は演出はしていない。
演技や衣装、小道具は全部俳優たちが台本から読み取り、イマジネーションを膨らませたものだ。
シーンによっては、書かれた言葉をより掘り下げるためのノートを出した。別の言葉で言うなら、台本に書かれた状況設定を確認することで相手に意識を向けさせるノート。
(僕も俳優なのでうっかりすると「こんな感じ」ってやって見せてしまいかねない…)

それらはあくまで、川の岸辺を形作る手伝い。「こう流れろ」と川の底にレールを作ってしまってはいけない。それでは遊園地のアトラクションになってしまう。
僕らが作りたいし観たいのは、有機的であるがままの川だ。

今回の参加者は20代〜70代まで。

この3人がクラスに参加するとスコット・ウィリアムズに話したら「いい台本見つけなきゃね」といくつか紹介してくれた。結果的に違う作品になったけど、良いシーンを選べたと思う。

そして3人ともいくつになっても成長できるということを皆に学ばせてくれた。純粋で遊び心があって、美しかった。

また、今回は僕と同じ年代の俳優が多くいた。
ある程度の歴がある。そんな俳優がさらに演技を磨くために自己投資をして、クラスに参加してくれた。
ここで学んだ技術と、それまで培ってきたものが合わさるのを見られるのが、僕は大好きだ。

今回は15名の参加者。うち2名がスケジュールでModule 2までの参加。

さまざまな経験の人たちが集まったが、皆がお互いに関心とリスペクトを持ち、お互いのワークから学ぶことができ、自分なりの良いチャレンジのできる、良い集団だった。
そういう集団は全員で上がっていくことができる。
昨年のクラスも、終わってからも一緒に稽古をしたり公演の企画したり、良い仲間になった。今年のクラスでも一緒に作品を作る人たちもいるようだ。

The Impulse Companyが、俳優にとって上質でアクセスしやすいトレーニングの場として機能できているのが嬉しい。

最後になりますが、発表を見届けてくれた観客の皆さま、発表として最高のスタジオを提供し、照明と写真撮影でも協力してくださった高円寺K’sスタジオの日下諭さん、特別WS講師のインプロクラウンの忍翔さんとマイケル・チェーホフの秋江智文さん、それからこのクラスに関心や応援を寄せてくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。